パンチの折れ検知
課題
プレスの打ち抜き成形においてパンチが破損
- パンチが破損しても気付けず、不良品を大量生産してしまう
- 抜き取り検査を行なっているものの、すり抜けてしまうことがある
- パンチの破片によって金型が破損する二次被害が生じている
解決策
金型をダイプレートに固定するためのホルダーのボルト4本(前後左右の締結部)を圧電式荷重センサー「PiezoBolt」に付け替え、1ヶ月程度モニタリングを実施しました。
その結果、製品にかかる力は1ヶ月の間で微小に変化していることが確認できました。また、パンチ破損時の衝撃負荷も計測できたため、パンチに異常の予兆は発生したらすぐに知らせる仕組みを確立することで、不良品の生産を防止することができました。
結果
潤滑剤の性能評価を実現して、品質向上
- パンチの破片を打ち込むことがなくなり、月200万円のコスト削減につながった
- パンチに異常が見られたら、すぐ知らせる仕組みが実現できたため、不良品の継続生産が止められた
- 製造現場で起きていることを事務所や他拠点でも見れるようになったため、生産現場の人員を最小化することができた
お客様の声
感度が良く、パンチから少し離れたところに取り付けても、パンチ破損時の衝撃挙動が検知できたため、センサー取付のために追加工を行う必要がなかった。
事例一覧