3D-リングローリング解析

ALEリングローリング解析3


計算の高速化を目的としたALE法を用いた冷間リングローリング加工の解析事例です。
ALE法では、ラグラジアン法のように実際の回転工具の座標を更新する必要なく、工具の角速度から強制的に素材を回転させ、ひずみや変形を更新します。
ラグラジアン法に比べ計算時間の短縮が図れますが、六面体要素によるリメッシュを行えるなど精度面でも効果を期待できる方法です。
本例では、外径φ9.5mmのリング形状をガイドのある駆動ロールと滑らかな円弧形状のマンドレルで成形します。素材が約27回転します。
(この事例は、リングローリングモジュールで設定されています。)

解析条件

・ 単位系:SI
・ 要素タイプ:六面体
・ 総要素数(設定時):約15000
・ 総ステップ数:約15611[step]
・ リメッシュ回数:約8回
※並列数やバージョンによりステップ数やリメッシュ回数など多少異なります。

ダウンロード

※圧縮ファイルには下記ファイルが含まれております。解凍後ご利用下さい。
・3D_Ring_Rolling_Example_3.KEY
・COARSED.KEY
3D_Ring_Rolling_Example_3.zip(1.33MB)

計算時間/マシンスペック一例

【計算時間】
並列計算無し :  6h 29m 44s
4並列計算  :  5h 40m 24s

【マシンスペック】
OS:Windows 7 64bit版
CPU:Corei7 3930K @ 3.20GHz (6core)
メモリ:32.0GB

サンプルデータについて

本事例のデータはDEFORMのインストールデータ内にも保存されています。
・・・\SFTC\DEFORM\v12.0.1\3D\3D_Examples\SI\Rolling