3D-リングローリング解析

ALEリングローリング解析2


計算の高速化を目的としたALE法を用いた冷間リングローリング加工の解析事例です。
ALE法では、ラグラジアン法のように実際の回転工具の座標を更新する必要なく、工具の角速度から強制的に素材を回転させ、ひずみや変形を更新します。
ラグラジアン法に比べ計算時間の短縮が図れますが、六面体要素によるリメッシュを行えるなど精度面でも効果を期待できる方法です。
本例では、外径φ16mmのリング形状をフラットな駆動ロールと凸形状のあるマンドレルで成形します。素材が約3回転します。
(この事例は、リングローリングモジュールで設定されています。)

解析条件

・ 単位系:SI
・ 要素タイプ:六面体
・ 総要素数(設定時):約56000
・ 総ステップ数:約2021[step]
・ リメッシュ回数:約1回
※並列数やバージョンによりステップ数やリメッシュ回数など多少異なります。

ダウンロード

※圧縮ファイルには下記ファイルが含まれております。解凍後ご利用下さい。
・3D_Ring_Rolling_Example_2.KEY
・COARSED.DAT
3D_Ring_Rolling_Example_2.zip(2.15MB)

計算時間/マシンスペック一例

【計算時間】
並列計算無し :  3h 34m 10s
4並列計算  :  2h 11m 0s

【マシンスペック】
OS:Windows 7 64bit版
CPU:Corei7 3930K @ 3.20GHz (6core)
メモリ:32.0GB

サンプルデータについて

本事例のデータはDEFORMのインストールデータ内にも保存されています。
・・・\SFTC\DEFORM\v12.0.1\3D\3D_Examples\SI\Rolling